事業展望

ストックビジネスで成長の源泉を確保

DSKは長期経営計画として、「PLAN2020」を掲げています。
これは、2020年にDSKが主力事業として3分野8事業に注力する姿を描き、その実現に向かって既存事業の拡大や新規事業の創造など、毎年事業展開していくPLANを示したものです。PLAN2020のキーワードは、『売上高500億円』と『ストックビジネスで8割』です。 まずは『売上高500億円』。これは文字通り、オリンピックの年に売上高500億円を目指す事業規模の目標。この事業規模が2020年から次に向けてDSKが成長していくためのベースとなります。

もう一つのキーワード『ストックビジネスで8割』は事業の収益構造についての目標です。
ストックビジネスとは具体的にどんなことをいうのでしょうか。 ストックとは蓄積を意味します。ストックビジネスとは蓄積型の売上、収入構造を持ったビジネスの事を指します。顧客を囲い込み、持続的にサービスを提供しながら長期的に収入を上げていけるビジネスです。BPO事業、データーセンターや Google 関連サービスを中心としたクラウドサービス事業、収納代行サービス事業などがDSKの主力ストックビジネスです。

一方、ストックビジネスの対としてフロービジネスと言う言葉があります。フローとは流れと言った意味です。フロービジネスとは顧客との関係は継続的ではなく、基本的に1回毎に取引が完結し、次の仕事は一から商談をし、その時々に応じて収益をあげていくスタイルです。システム開発やシステムインテグレーションなどがDSKのフロービジネスとなります。 どちらのスタイルにも一長一短がありますが、このバランスをストック8割、フロー2割の収益構造で事業基盤を確立し、持続的な成長を目指します。

IT業界は大きな転換期を迎えています。技術力に頼ったシステム開発だけでは、安定した事業基盤を築くのは難しくなってきています。いかにIT技術とサービスを結び付け付加価値の提供ができるかが求められており、DSKはPLAN2020を通じて、事業基盤の確立とそれに立脚した成長分野への資源投入を可能にし、新しい価値の創造を常に体現していきたいと考えています。